施工事例

ワイヤーハーネス加工業

月産230万個の製品と材料の正確な在庫情報がムダな材料調達を減らしてくれました。

 

課題背景

  • 市販の販売ソフトを使用していたが、自社用にカスタマイズができなかった。最新の図面が判別できず、無駄な作業が発生していた。
  • 件数が増えるにつれソフトの処理速度が遅くなりストレスを感じていた。

 

導入システム

  • 生産管理システムSpeesy-i

 

導入の効果

① 図面を電子化したことによるミスの削減

図面を電子ファイリングし、サーバーに置いたうえ作業指示と連動させています。現場の工作機械にはパソコンとモニターを取り付け、画面上の図面を見ながら作業を行い作業実績も登録できるようにしました。常に最新版の図面を確認することができ、ミスや不良を大幅に減らすことができました。

 

② 納期遅れの改善

進捗をパソコンの画面上で視覚的に把握できるので、事前に対策が取れるようになりました。遅れそうな製品は得意先へ連絡し調整しています。製品品質はISOで改善されましたが、納期遅れの改善は、Speedyを導入した効果が大きく、多品種少量生産に対応した短納期体制が確立できました。

 

お客様概要

企業名 有限会社前沢電気
所在地 栃木県那須烏山市上境357
連絡先 TEL.0287-82-3695
FAX.0287-84-3032
業種 ワイヤーハーネス加工、精密機械等の組み立て作業
生産個数 15,000個/月

 

事例の詳細

栃木県那須烏山市にある有限会社前沢電気様(以下、前沢電気様)は、創業当時より、一貫してハーネス加工の生産を行っています。現在は、船舶計器、医療機器のハーネス加工を主とし、製品領域の専門メーカーとして多種多様な製品を生産しています。

代表取締役社長の前沢武男様にトップシステムプロダクツの生産管理システムを選んだ経緯と導入効果についてお聞きしました。


代表取締役社長 前沢 武男 様

 

お困りごと:既製システムへのストレス

生産管理システム「SmarT実績」導入前はどのようなことでお悩みでしたか?

受注から工程管理をExcelと市販の販売ソフトを使い管理していましたが、ハーネス加工というある意味特殊な業種柄か、既存のソフトへのあてはめ方がうまくいきませんでした。

具体的には、図番が長くて入力欄に収まらなかったり、図面のレビジョン管理がうまくいかず、どれが最新の図面なのか判別できなくて、違う図面で製造してしまったりして無駄な作業が発生していました。それと、件数が増えるにつれソフトの処理速度が遅くなりストレスを感じながらの作業に限界を感じていました。

特殊業種への対応力と継続性で選びました

 

トップシステムプロダクツの生産管理システムを選んだ理由を教えてください。

以前は他社の生産管理システムを使っていましたが、使い勝手が悪いうえ、稼働後のサポートも良くありませんでした。

今思えば、当時のシステム業者から当社の業務内容の細かなところまでを理解してもらえなかったのかなと思います。導入前のヒアリングも何度かおこなってもらったのですが、はじめての生産管理システム導入ということもあり、どの程度のヒアリングをしてもらえればいいのかが、わかりませんでした。

ですから、その失敗を踏まえ、選定には2つのポイントを置きました。1つ目は、ハーネス加工という特殊な業種は難しいところもあるのでそこを理解してくれるかということ。2つ目はシステムソフトウェア会社としての継続性。将来的に間違いなくサポートしてくれるかというところです。

実際に訪問デモを体験して、システム面では、私が構想した業務イメージ以上のことが出来る機能を搭載していました。特に工程管理(進捗管理)が印象に残りました。

図面の電子化、すぐわかる進捗で納期精度が向上

 

効果が実感できたのは、どのようなことでしょうか?

一つは、図面管理です。図面を電子ファイリングし、サーバーに置いたうえ作業指示と連動させています。現場の工作機械にはパソコンとモニターが取り付けられ、画面上の図面を見ながら作業を行い作業実績も登録できるようにしています。

常に最新版の図面を確認しながら、作業するのでミスや不良を大幅に減らすことができました。またパソコン上で自由に注意点などを書き込みができるので、次回の作業がさらに効率よくできるようになります。もう一つは、納期遅れが無くなりました。進捗をパソコンの画面上で視覚的に把握できるので、遅れている製品、遅れそうな製品に対しすぐに対策が取れます。遅れそう製品は、事前に得意先へ連絡し調整しています。おかげで得意先からは品質はもちろん、納期でも高い評価を頂いています。

製品品質はISOで改善されましたが、納期遅れの改善は、Speedyを導入した効果が大きく、多品種少量生産に対応した短納期体制が確立できました。

 

今後の改善や取り組みなどは?

社内のシステム構築は進んできたと考えていますが、進歩に終わりはありません。 ただ、いくら進んだシステムを導入していても、主役は人であることにかわりはありません。今後も、システムを活用することで、より効率的な運用を目指していきます。

 

 

トップシステムプロダクツの製品を活用していただくことで、前沢電気様の業務運用へ少しでも貢献できるよう今後も支援させていただきます。ご協力ありがとうございました。