施工事例

精密板金プレス加工業

社内の情報共有をスムーズにするために生産管理システムを導入。
「納期遅れが無くなり、お客様から高い評価をいただいています。」

 

課題背景

  • お客様から頂いた図面を部署ごとにコピーしており、コストがかかっていた。
  • 製造現場に出向かないと、各受注品の進捗を把握できなかった。

 

導入システム

  • 生産管理システムSpeesy-i
  • 視える化システム

 

導入の効果

① 図面を電子化したことによるミスの削減

現場の工作機械にはパソコンとモニターを取り付け、画面上の図面を見ながら作業。常に最新版の図面を確認することができ、ミスや不良を大幅に減らすことができました。また、パソコン上で自由に注意点などを書き込みができるので、次回の作業がさらに効率よくできるようになりました。

 

② 納期遅れの改善

進捗をパソコンの画面上で視覚的に把握できるので、事前に対策が取れるようになりました。遅れそうな製品は得意先へ連絡し調整しています。おかげで得意先からは品質はもちろん、納期でも高い評価を頂いています。

 

お客様概要

企業名 株式会社協和工業
所在地 秋田県にかほ市象潟町字源蔵潟1番地16
連絡先 TEL.0184-43-2211
FAX.0184-43-4564
業種 精密板金プレス加工
生産品目 情報関連機器・金融関連機器・産業装置・工作機械・健康関連機器の板金部分及び筐体

協和工業様は、第三回厚生労働省「キラリと光る取り組み賞」を受賞しており、生産管理システム[Speedy-i]生産スケジュールシステム[EasyPlanner]が受賞に貢献しました!

 

事例の詳細

株式会社協和工業様(以下、協和工業様)は、精密板金加工を行っています。お客様の多様な要求に応えていくためには「社内の情報共有化が重要」と考え、弊社の生産管理システムの導入を積極的に進めてこられました。

従来の紙やExcelをベースにした管理体制では、情報伝達のミスや重複する情報等“ムダ”が発生するため、 改善の一手として当社の生産管理システムを導入いただきました。

その効果として「生産管理体制の確立」「情報の共有化」、「非効率な作業の排除」を実現しています。今回は、さらなる効率化を図るため既存システムのSpeedy LiteからSpeedy-iへバージョンアップすることとなりました。当社の生産管理システムがもたらした効果について、代表取締役社長の須藤様からお話しを伺いしました。

お困りごと:紙図面の差し替えのコスト削減と進捗の把握

 

導入前のお悩みはどのようなことでしたか?

当社は、お客様からご注文と一緒に図面を頂きます。扱う品目が非常に多く、10版にも及ぶ改版では、部署ごとに紙図面のコピーが必要で、あっという間に200枚、300枚になってしまいコストがかさんでいました。

また、各受注品の進捗を把握するためには、現場に出向いて確認しなければならない状況でした。

こうした状況は、改善しなければと、わかっていても沢山の受注を抱えているなかでは、どこから手を打ったらよいかわかりませんでした。

要望を一つひとつこなし解決へ

 

トップシステムプロダクツの生産管理システムを選んだ理由を教えてください。

導入前の約13年前は、リピート品製造の際、作業者が違うとそれぞれの手順で作業し、品質のばらつきが発生していました。もちろん作り直しますが、これらは情報共有が不十分なため発生したムダな作業です。

対策としては、当時の板金・プレス加工業界ではまだ珍しい作業手順のデータベース化で対応していました。

しかし、そのデータべースは私が他の業務の合間に趣味的に作っていたもので、もっと効率よくできないものかと思っていました。そんなときにトップシステムプロダクツさんからダイレクトメールが届き、使っているデータベースを利用してどうにかできないかと相談の電話をしたのが始まりです。契約前に当社の課題や要望の提示に対して、一つひとつ検討し答えを導いてくれたので、これなら安心して任せてみようと思いました。

システムは、部分的に導入していきました。最初は受注部門、次に工程管理と徐々に広げていったので、システム稼働による業務中断がなく、速やかに運用できました。


代表取締役社長 須藤 茂樹 様

 

図面の電子化、すぐわかる進捗で納期精度が向上

効果が実感できたのは、どのようなことでしょうか?

一つは、図面管理です。図面を電子ファイリングし、サーバーに置いたうえ作業指示と連動させています。現場の工作機械にはパソコンとモニターが取り付けられ、画面上の図面を見ながら作業を行い作業実績も登録できるようにしています。

常に最新版の図面を確認しながら、作業するのでミスや不良を大幅に減らすことができました。またパソコン上で自由に注意点などを書き込みができるので、次回の作業がさらに効率よくできるようになります。もう一つは、納期遅れが無くなりました。進捗をパソコンの画面上で視覚的に把握できるので、遅れている製品、遅れそうな製品に対しすぐに対策が取れます。遅れそう製品は、事前に得意先へ連絡し調整しています。おかげで得意先からは品質はもちろん、納期でも高い評価を頂いています。

製品品質はISOで改善されましたが、納期遅れの改善は、Speedyを導入した効果が大きく、多品種少量生産に対応した短納期体制が確立できました。

 

今後の改善や取り組みなどは?

社内のシステム構築は進んできたと考えていますが、進歩に終わりはありません。 ただ、いくら進んだシステムを導入していても、主役は人であることにかわりはありません。今後も、システムを活用することで、より効率的な運用を目指していきます。

 

 

トップシステムプロダクツの製品を活用していただくことで、協和工業様の業務運用へ少しでも貢献できるよう今後も支援させていただきます。ご協力ありがとうございました。