施工事例

金属加工業

生産スケジューラーが営業部と生産現場の橋渡しに

導入システム

  • 生産管理システムSpeedy Neo
  • 視える化システム

お客様概要

企業名 三和精鋼株式会社
所在地 秋田県にかほ市芹田六坊15
連絡先 TEL.0184-38-3811
FAX.0184-38-2254
業種 金属加工
加工内容 切断加工 フライス加工 研磨加工。お客様のご要望に合わせて、4面フライス、6面フライス、研磨、表面処理、一部部品加工を行います

事例の詳細

三和精鋼株式会社様は2020年からトップシステムプロダクツの視える化システムをお使いいただいています。

業務内容は、鉄、アルミ、ステンレス等の加工素材を切断、6F加工と部品加工を短納期で様々な製造企業へ供給している企業様です。

月生産件数1万6千から2万件を短納期(1周間以内)こなすなかで、日々の受注残管理を生産管理システムSpeedyNeoと視える化システムで行っています。

今回は、受注から加工、出荷までを現場設置の大型ディスプレイへ表示する視える化システムを中心に工藤様、佐藤様へお聞きしました。

導入前は、ホワイトボードでの管理

視える化システム導入前の課題はどんなことがありましたか。

工藤様:受注残がどれだけあるかが現場側で把握出来ないことがありました。営業側は、パソコンで調べれば、どれだけ受注が溜まっているかを調べることができますが、現場はパソコンを持たないので一切わからない状態でした。

作業者は、自分が今日どれだけ作業しなければ行けないかを意識していない状態だったと思います。

会社全体の受注というより、自分の分担の仕事だけをやれば、終わりという状態だったかと。

佐藤様:視える化導入前の管理体制は、受注が入ったら指示書をだして、各部署長が、作業する指示書を現場のホワイトボードに貼って、各作業者へ振り分けていましたから、全体を把握しながらの指示は難しかったと思います。

 工藤様(写真左) 佐藤様(写真右)

 

材質、サイズごとの受注残数と出荷数を表示

視える化システムは、大型ディスプレイを現場へ設置して、作業予定を表示する仕組みですが、実際に運用を行ってみていかがでしたか

工藤様:うちの業務に即した表示画面にカスタマイズしてもらいまして、すごくわかりやすいと思います。

視える化システムは、10日先の出荷予定、加工進捗をリアルタイムに事務所や工場の大型ディスプレイに表示します。さらに営業部のパソコンでも視える化表示し、受注残件数をみながら、空きがどこにあるかを見ることができ、お客様と納期交渉できるようにしています。

工場の大型ディスプレイには、材質、サイズごとの納期、発送、配達で社内納期がそれぞれ違う期日にどれだけ発送しなければ行けないかが、しっかりわかる表示になっています。

作業者も発送品(受注残)がどれくらい残っているかがわかるようになって、「明日は、これだけ件数あるからら、これとこれは今日のうちにやっておこう」と、予測しながら動けると思います。

視える化システムの導入効果として、会社全体の受注がどれだけあって、今日はどこまでやらなければ行けないかを意識して、作業者一人ひとりが同じ方向を見て、作業に取り組むようになって来ていると思います。

三和精鋼様の業務に即したオリジナル視える化表示

地元新聞にも働き方改革と視える化システムを介した生産性向上の取り組みが掲載されました

 

生産スケジューラーが営業部と生産現場の橋渡しに。

現在、次のステップとして生産スケジューラーの打ち合わせをトップシステムプロダクツと進めていますが、スケジューラーの必要性はどういったことで感じましたか。

工藤様:視える化システムの効果で、工場の空きは、把握できるようになったのですが、営業と現場側の連携が取れていないところを生産スケジューラーを介すことでうまく橋渡しできるようにしたいです。

例えば、営業側は、視える化表示を見て、この日が空いていると思って、受注を入れるんですが。現場側では、実はサイズの大きい加工の予定が入っていて空いていないということがあります。

現場側としては、「サイズによっては、機械が空かない」「飛び込みを予測して予兆を取った納期を営業側へ伝える」、営業側は、「お客様の納期に合わせたい」、「受注をどんどん入れたい。」

このバランスを取るため、生産スケジューラーで「いつ空いているか」、「確実な納期はいつか」を具体的に見えるようにしたいと思っています。いかに「短納期で効率的に数をこなせるか」を目指しています。

生産スケジューラーの操作説明会

 

トップシステムプロダクツの対応は、いかがでしょうか

工藤様:生産管理システムSoeedyNeoと視える化システムは、いろんな製造業種で使っているだけあって、すごく鍛えられたシステムだなと思います。こんな機能がほしいなと思ったものが既に搭載されていますし、安心して使える生産管理システムだと思います。

こちらの問い合わせにも他の事例や、アドバイスを含めた提案もしてくれますから大変たすかります。

 

ありがとうございました。

次回は、実際に生産スケジューラーを運用してどのような効果があったかを

取材させていただきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。